どうやって謝れば良いのか
(もう 手遅れだ)
月も星もない寒夜 首を垂れてうずくまる 闇に紛れた墓荒らし。 暗く恐ろしい大地に両手を突き入れ、掘り返す。 乱れた吐息は後から後から凍えていく。 慟哭は早、彼方の果てに。 落涙もまた枯れて久しい。 ただ心ばかりが墓場に伏せ、凍てついた大地に爪を立てる。 +++++++++++++++++++++++++++++++++++++ 前← →次 ←戻る |