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『FINAL NIGHT』を、#4しか読んだことない奴がイメージ映像でお送りしました。
まあ映像ではない。
そもそもFINAL NIGHTって何?という方。
太陽がサンイーターのおかげで地球が冬です、とかそんな程度の知識しか私もありません。
なんで#4だけ持ってるかと言ったら、パララックス、つまりおハルさんの、死亡話だからです。
パララ、?な方は。
『GREEN LANTERN : EMERALD TWILIGHT』以降の、ヴィランなおハルさん、と思ってください。
GLC壊滅させるとか、宇宙をゼロから作り直すとか、色々やらかしました。
で。
そのパララックスは、FINAL NIGHTの最後で、
サンイーター吸収+太陽再点火その他を同時にやって死ぬわけですが、
その前に一回、パララックスが皆の前に現れるのね。
蝙蝠の反応は、
うざい、帰れ、大量殺戮者に用は無い、どうせまたZERO HOURしたいだけだろ、帰れ。的で。
それに対してパララックスは、
ハァ? 協力して欲しくないならはっきり言え。おまえが何言っても俺は好きにしますけどー。
そんな二人の間にまあまあと入ってくれるのが、スーパーマンなの。
いや、こんな軽い口調じゃないですよ。
実際の#4がどんな感じかは、皆さんご自分で確かめた方がよろしいかと。
そして、先程の小話とも違う。
千年の憎悪というのは、傍観者であるルーサーが嘲ってるからです。
ルーサーも地球が危機は困るので、ちょっぴり協力してた。
でもスーパーマンにしか興味ないの。
パララックスを見ても、ふーんとしか思わないよ。
でも目は合わせない。 殺されるから。
蝙蝠のことは、スープとつるんでるから嫌いだって。
なんで視点をルーサーにしたかって、あまりはっきり物事を書きたくなかったからです。
というか、書けなかった。
つか、一部しか読んだことのない本をネタに二次創作する姿勢が、そもそもだな……。
で、憎悪のお話。
蝙蝠のそれは、やっぱりパララックスのことを許せるもんじゃねーと思うのです。
いかんでしょ、大量殺戮ぶちかました挙句、全部消し去って宇宙をゼロから作り直そうとしちゃ。
普通に考えて、そんな人、どんな理由があっても蝙蝠は許さないかと。
だけでなく。
おハルさんは世界にとって、真っ当に、真っ向から、裏切り者なんだ。
いかんでしょ、ヒーローがヴィランになっちゃ。
蝙蝠は、基本的に人をあんまり信用しないというか、主観を挟みたくないんだと思います。
探偵さんだし。
それでも一応人間なので、人を信じることがあってもいいじゃない。
リーグのお仲間のことは、ヒーローだと思ってたらいい。
ヒーローって、やっぱり希望だと思うんですよ。
つか、信じるに値するものが存在するということの救い?
そういう存在がいることが、蝙蝠にとって、少しでも救いになってたらいいじゃないか。
だから、おハルさんが本当にパララックスになったことを理解した時は、激怒するといいよwww
怒るってことは、信じていたってことだから。
FINAL NIGHT #4でも、あらゆることに激怒してたらいいです。
最後に死んだことも含めて。
地球はおハルさんによって救われたかもしれんが、
おハルさんの諸々は彼が死んだところで何一つ救われんのだ。
この後の、GL#81のおハルさんの葬式、蝙蝠も顔は出してました。
最終的に話をしめるのも蝙蝠で、forgive himと言うのですが、
あれはRon Martzのおハルさんに対する情けであって、
おハルさんのしたことを許す許さないで言ったら、絶対に許さないのが蝙蝠なので。
そのforgiveは、怒りを諦めた、死ぬことを許すというR.I.P. かなあと。
もちろん個人的な解釈ですが。
この後『DAY OF JUDGMENT』でおハルさんがスペクターになって以降、蝙蝠の反応が、どれを見ても冷たくて笑える。
ちっとも許してやる気が無いでござる。
でも『JLA/THE SPECTRE : SOUL WAR』だと、おハルさんがパララックスになったのがほんとにショックだった、
と蝙蝠が自分で言ってたりするのです。
何その可愛い蝙蝠。
あんまり可愛いので、それも嘘なんでしょ?とか聞いちゃうおハルさん。
分かるわぁ、その気持ち。
この本、蝙蝠のおハルさんの扱いが、1、2を争うほど酷いです。
まあとにかく。
蝙蝠は、パララックスのことがショックで、長らくおハルさんを嫌悪するようになると良いですね。
ところで、“ヒーロー”ですが。
そんな人達相に対しても、万が一に備えて行動不能にしちゃうぞプランを用意しておくのが蝙蝠の可愛いところ!
その万一プランが悪用されてえらいこっちゃなのが『JLA : TOWER OF BABEL』なわけですが。
プランを準備しておくぐらい、いいじゃないか。
蝙蝠のダメなとこは、準備してあることを仲間に明かさなかったことで、あと管理は徹底なさい。
が、準備しておいたこと自体は、必要なことかと。
実際、パララックスの事例があるわけで。
もしも、『GREEN LANTERN : EMERALD TWILIGHT』で、誰かがおハルさんを止めていたら、
あんなことにはならなかった。 パララックスになることもなかった。
まあ、誰も止められなかったわけですが。
EMERALD TWILIGHT、すごく悲しい話なんだよ……。
止められるなら、止めたほうが幸せ。あれは。
蝙蝠の万が一に備えちゃうぞプランは、災厄回避のためでもあるけど、
ヒーローがヒーローでなくなること自体が、とても悲しいから、だったら。
ぅおい、蝙蝠が愛しい!!
FINAL NIGHT #4に話を戻しますと。
この辺りで蝙蝠とおハルさんが顔を合わせたのって、これしか知らないんですが。
『ZERO HOUR : CRISIS IN TIME』は、蝙蝠がわりとあっさり退場するし、
後半にならないとパララックス出てこないし。
ので、FINAL NIGHT #4以外で二人が顔を合わせた場面を御存知の方は、御一報下さい。
で、#4。
これ、スーパーマンと蝙蝠の違いが際立つ話だなあと。
えーとまず、蝙蝠とパララックスの会話を一部引用させてもらいまして、
"Parallax, you're not God."
"Not the harsh god you believe in, I'm glad to say, Batman."
これの、the harsh godってなんじゃろ、と考えて。
蝙蝠の信じてる神様なんて正義ぐらいじゃね、と思い至り。
としたら、harshは、蝙蝠の性格や判断、考え方諸々について言ってるのかなあと。
believe inは、それ以外を受け入れないということ?
英語わからんのや。
この後のパララックスの台詞が、
"You want me to leave the pain and suffering this disaster' brought on mankind ? Fine."
"But I will heal the planet. I will restore its life and beauty"
"And that's all I'll do...on my oath!"
これの1行目あたりが、蝙蝠のharshなとこ?
まあたしかに、パララックスがどんだけ真心から地球を救いたいと言ったとしても、
大量殺戮者である限り、蝙蝠には全く通じませんよ。
が、ちょっと面白いと感じるのは。
ここのパララックス、少なくとも蝙蝠相手だと、開き直ってるのね。
というか、蝙蝠は自分のことを全く信用しないと、パララックスは初めからそう思ってる。
立ち位置わかってるなあ。
んでも、このシーン。
パララックスが皆の前に現れる必要はないのです。
地球を救うなら救えばいいのです。 他人の協力もいらないわけだし、パララックスは。
だから、皆のところに来たのは、顔が見たかっただけじゃないかと、思う。
自分が何をしたかったのか、最後に言っておきたかったという、センチメンタル。
そして、そのまま帰ってこなかったわけですが。
#4のスーパーマンは終始、蝙蝠と逆でした。 逆も逆で正反対。
最後は、ハルはやっぱりヒーローだったんだよ、と言ってくれるし。
この二人って、同じものを見て同じことを感じたとしても、表出の仕方が真逆で。
これ、片方だけあってもダメなんだろうなあと、思いました。
そんなWORLD'S FINESTとoathが丁度響き合うんだから、心震える。
いや、ほんとこれの最後はそうなってるんです。
そういうわけで、
おハルさんの死に様として満足いくFINAL NIGHT #4は、おすすめパララックスの一つ。
あとは、『GREEN LANTERN : EMERALD KNIGHTS』あたりがえらくお気に入りです。
……今、ジェフ・ジョンズから猛烈に目を背けていることを、お分かりいただけるだろうか。
FINAL NIGHTのパララックスは、本体が黄色い虫だったり、歯が怖かったり、そんなことはありません。
歯が怖い方は『BLACKEST NIGHT GREEN LANTERN』がベストです。夢に見る。
小話の方は、次の3から復活後暫く経った後の話になります。
なんでいきなりそうかって、途中を書くのが面倒だからですね。
『INFINITE CRISIS』も終わった後だと思っていただきたい。
千年の憎悪と書いたのは。
ほんとは、ふざけたけだけでもないのです。
そこらへんの話は、そのうちまた。
次の3が、一番書きたかったネタです。
というか、3が書きたいために他の三つを作りましたよ。
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