不覚にも今この瞬間、相当ビビってる。
顔になんて出したくないし、見栄やら何やら色々あるわけだが、
心臓のあたりを鋼鉄のハンマーでガンガンやられてる。
ああ、まったく酷いもんだ。足が竦んでやがる。
ピンチ! 絶体絶命! 誰か助けてよ!!
まあそんな風に、もう止めた! って言いたくなるんだが。
思い出すんだ、そんな時。
愛しい君らの顔を思い出す。
きっと今、この瞬間、どこかで君らもやっぱり、何かを相手にビビってるんだ。
その顔、想像してみる。笑える。
いや、どうにか笑ってやろうと思うんだ。相変わらず膝も笑ってますがね。
するとなんだか、もう少し格好つけてやろうかって気分になるんです。
まったく、君らの不幸が俺を幸せにしてくれる。
素晴らしき一蓮托生。ああ、愛しい人。


そんなわけで、今日もまた意地張って (ポーズで充分)
顔上げて、前向いた。








戦士は荒野を行くものだ。



















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基本は『背水の陣』
そんな年中組もいい。
ビビらせるものは、きっと目に見えるものじゃない。

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