『悪徳パラダイム』
静かな光に緋咲は目を開けた。
仄かに青い天井。
窓の向こう、薄ら白い空が見える。
まだ朝早いのかもしれない。
こんな時間に目が覚めるのはとても久しぶりな気がして
ベッドから身体を起こさぬまま視線を部屋の中にめぐらせた。
眠気は不思議とまったく無い。
向こうの壁の方、コンポが置いてある上のあたり
何枚か写真がピンで留めてある。
薄青い朝の光に浮かぶそれを眺めるうちに、緋咲はようやく自分がどこにいるのか思い出した。
首だけ起こしてもう一度まわりを見てみる。
この部屋の持ち主の姿は無い。
他人の部屋で目が覚めるなんてのは、まったくよくあることで
何の感想も無いはず、だったけど
ちりりと喉が痛む。
「おいバカ」
呼んでみても応えが無い。
「バカ秀人」
もう一度呼んでみても、少し掠れた自分の声が響くだけ。
薄い朝の光と、似合わないくらい静かな部屋。
それがほんの少し不愉快にさせる。
そう言えば昨日、学校に行くとか言っていた気がする。
今日はたぶん日曜日。
こんな日の朝からいない、あいつは
どーせまた日数足りないとかで補講とか補習とか再試験とかで。
ほんとバカ、バカの上いくバカ、笑えるくらいの大バカ。
緋咲は小さく舌打ちした。
この場にいない奴を散々罵倒してもちっとも面白くない。
甲斐が無くて、緩慢にベッドから起きた。
布団から抜き出した脚がまだ怠い。
どうしても朝は身体が重くて、内臓が骨が重力に引かれて潰れていく気がする。
ただ、浅い眠りから覚めた意識だけは妙にはっきりと外を眺めていた。
「……帰ろ」
呟いて、また少し喉が痛む。
枯れた喉の理由を思い緋咲はふと、のろのろ服を着ていた腕を止めた。
青白い指先で目許を撫でる。
少し熱を感じた。
その指で唇をなぞり、耳の後ろ、首筋にも確かめるように指を這わせる。
壁にかけてある小さな鏡を覗くと、朝の淡い光の中でも
鎖骨のあたりに残った痕が赤く浮かんで見えた。
「あのクソやろー……しっかり残ってんじゃねーか」
鏡の中の自分は如何にも眠そうで、不機嫌。
軽く小首を傾げ、緋咲はまたのろのろと服を着始めた。
「今から家帰るから風呂入れるようにしとけ。あとメシな」
携帯で土屋に電話しながら、秀人の部屋から出ると意外に眩しい陽光が緋咲の目を射た。
慣れない朝の太陽に冷たい色の瞳がきゅうと細められる。
一瞬だけ部屋に戻ろうかとも思ったが、緋咲はドアを思いきり閉めた。
秀人の部屋はアパートの二階にある。
顔を上げれば手摺の向こうで、薄白い空から雲が切れ始めていた。
今日は晴れるかもしれない。
昼間の天気なんか気にしたこともなかった。
土屋がさっきから何か言っている。
怒ってるんだか困ってるんだか、よく分からない声。
けれど傍にいるらしい相賀も同じ声量で何か喋ってるから、ちっとも聞き取れなかった。
なんで朝からあいつらは元気なんだろう。
面倒くさくて切る。
訪れた静寂に満足して緋咲は煙草を銜えた。
ジッポを探った時、丁度いいタイミングで脇から火を差し出される。
それで煙草に火をつけながら、緋咲はソイツを上目遣いに見据え、目を細める。
「なんだ。てめーいたのか」
学ランを着た秀人は自分の煙草に火をつけ、深く吸いこむ。
「煙草買いに行ってた」
紫煙が溶け合って陽光に消えていく。
緋咲は秀人の姿を眺めて言った。
「ふぅん?今日も学校行くんだ……休みなのに大変だなー?学校行ってる奴って」
小さな悪意がちらついてる声に、しかし秀人は余裕で返す。
「あ?バーカ。今日は火曜日だろ。おめー寝過ぎでボケたんじゃねーか?」
自分が思ってたよりずっと長く秀人の部屋にいたらしくて、
緋咲は一瞬だけ脳味噌の片隅でこの勘違いを驚いてみた。
けれど、秀人を見る瞳に浮かぶのは冷たい微笑。
唇から零れる言葉はいつもの悪意に満ちている。
「てめーがそんなの着て学校行くのは、休日に補習とかいって呼び出されるときしか
無ぇと思ってたからな?間違えた」
「俺だってフツーに学校行くんだよ!……ちっと出席やべーから」
「バカだしな、てめーは」
「関係無ぇだろッ。おまえ耳の後ろに面白ぇ寝癖ついてるくせにうるせーんだよ」
「てめーなんか生まれた時から笑える顔だろーが」
憮然として緋咲が耳の後ろあたりの髪を指で梳くと、秀人が腕を伸ばす。
「違う、逆」
秀人の指が耳を掠めながら、微妙なハネをしている髪を緩く触った。
肌に指の温かみが伝わる。
それは何だかとても気持ち良かったけれど、緋咲は不機嫌に秀人の手から離れた。
秀人は特に気にせず、自分の部屋のドアを開けようとする。
ドアには鍵がかかっていない。
ちらりと緋咲の方を見て、秀人は中に入った。
そして緋咲が寝癖に指を通してるうちに戻ってくる。
「ほら」
そう言って秀人は緋咲に小さな鍵を渡した。
「次から帰る時それでちゃんと鍵閉めとけ。
あと、俺んとこ来る時それで勝手に入っていいから玄関蹴んなよ。凹むから」
緋咲は渡された鍵をしげしげと眺めた。
そして顔を上げ、自分を見てる秀人をじっと眺める。
朝の光を鈍く反射する漆黒の双眸。
静かなくせに真っ直ぐに人を射貫いて嫌とは言わせない、その目。
銜えた煙草から紫煙はゆるゆる流れていく。
緋咲は青白い指先で鍵を摘んだ。
「いらねー」
先端を秀人に突きつけるように前に出す。
「俺こういうのすぐ無くすし、めんどくせーし。俺が来る時てめーが家にいればいいんだろ?」
秀人は開けっ放しの玄関に背を凭れて紫煙を吐き出す。
「おめー、いちいちワガママだよな」
その口振りはどこか笑いを含んでいた。
それが緋咲の勘に触る。
「…それに……合鍵なんざもらい過ぎてどれが誰のだか分かんねーし」
唇から零れた冷笑はどこか淫靡な悪意を秘めていた。
ほんの少しだけ秀人の目付きが変わった気がする。
「まだ他の奴の鍵持ってんのか…」
低い問いかけに緋咲は小首を傾げるだけで答えない
秀人は不機嫌に煙草を踏み消した。
「全部捨てちまえ」
冷たい色の瞳はそんな秀人を眺め、そして手の中の小さな鍵を一瞥する。
次の瞬間、鍵は青白い指に澄んだ音を立てて弾かれ、丁度秀人の手に収まった。
漆黒の双眸に、刹那宿った苛烈な光。
その眼差しに脳髄から射貫かれて、身体のどこかで享楽的な何かが震えて嘲笑う。
緋咲は自分の唇が艶かしい微笑を浮かべるのを止められなかった。
秀人から視線を外しても、その唇に残った蠱惑の欠片は消えない。
そして口振りだけは穏やかに緋咲は話を変えた。
「…腹減ったから、何か作ってくんねー?」
「てめぇの家に帰れよ。メシ作って待ってる奴いんだろ」
素っ気無い声で返す秀人は珍しく本気で苛立ってる。
どうも、さっきの土屋との話を聞いていたらしい。
「さっき言っただろ。俺はもう学校行く時間なんだよ」
「ちっとぐらい遅れてもいーんだろ?……いっつも作ってくれんのに」
わざと揶揄するように緋咲は言った。
「ヒマなおめーと一緒にすんな」
すっかり機嫌の悪くなった秀人は開けっ放しのドアから部屋の中に戻ろうとした。
「…秀人」
それを止めたのは緋咲の声。
無視してもいいはずだった。
けれど振り返った秀人が目にしたのは、意外なくらい傍にある冷たい色の瞳。
凍りついた湖面みたいな眼球で長い睫毛の影が揺れた。
一瞬後、柔らかな唇の感触。
驚きはすぐに血の熱くなる感覚に食われて消えた。
秀人は緋咲の腕を掴むと、部屋の中に戻りドアを後ろ手に閉めた。
小さく緋咲が笑う。
その唇はすぐに唇で塞がれた。
秀人は緋咲をドアに押しつけるようにして抑えると
何度も深く舌を絡めた。
「……ん…ッ」
腰を強く抱き寄せる腕が心地好くて、緋咲は秀人の首に腕を絡めた。
小さく濡れた音が響く。
「…緋咲」
ようやく戻ってきた秀人の自制心が溺れるような欲望から意識を引き摺り上げて、緋咲を少し離す。
赤い唇が秀人を嘲笑った。
「人の話全然聞いてねーだろッ俺は今日、学校行くって言っただろーがッ」
「少し遅れるだけだろ?」
緋咲は首に絡ませたままの腕で秀人を引き寄せ、また軽くキスする。
戸惑いを隠せない目許に、唇に、首筋に
ほんの軽く、戯れるように唇で触れていく。
「そんくらいならいーんじゃねーの?秀人クン…」
耳元で囁くような声に、秀人は思いきり顔をしかめて呟いた。
「ホントに性格悪ぃ奴ッ」
冷たい色の瞳が微笑する。
言い返そうとした緋咲はさっきよりずっと激しい口付けに言葉を奪われる。
熱く濡れた舌が口腔を弄るたびに背中がぞくりと震えた。
「……まぁ、いーや」
低く呟いた秀人の声には諦観と、少しの笑みが混じっていた。
秀人は手に持ったままだった鍵を緋咲のシャツのポケットに突っ込んだ。
「無くしたら、ひでぇからな」
冷たい色の瞳が秀人を上目遣いに見て、薄く笑う。濡れた唇をちらりと舌が舐めた。
「ひでぇって…どーすんだよ?」
一瞬、双眸に不穏な光を煌かせた秀人は何も答えないまま、緋咲のシャツのボタンを慣れた手付きで外していき
露わになった滑らかな肌に唇を這わせる。
昨日の痕がまだ淡紅に浮かんでいるあたりに歯を立てられ、緋咲は洩れそうになった声を喉の奥で殺した。
「痕つけんなって言ってんだろッ…」
「そっか?忘れてた」
秀人は構わずにそこにまた唇を近づける。
柔らかなものが吸いつく感触に、剥き出しになった緋咲の白い肩が震えた。
「ッ……何か聞かれて、いちいち適当なコト言うのもめんどくせーし」
「じゃあ言えば。“俺”がやったって」
調子を落とした低い声は、陽の光を一度も浴びたことの無いような胸のすぐそばで囁かれる。
淡く色づいたものを秀人は唇に挟んで軽く引っ張った。
緋咲は思わず息を飲んで、固く目蓋を閉じた。
脇腹を撫で上げる秀人の手を白い指が捉えて小さく震える。
「……っあ……」
吐息が熱くなっていた。
敏感に感じて紅く立ちあがったものをぺろりと舐めて、秀人は顔を上げる。
「俺は別に構わねーよ…」
緋咲は緩く瞳を開け、秀人を見下ろした。
その、人を射貫いて静かに逃げ場を壊していく眼差しを眺める。
目の前に落ちかかる前髪を掻き揚げ、緋咲は唇を吊り上げた。
「…絶対ぇ嫌だ」
予想していた答えに秀人が小さく笑うと、その頭を緋咲が軽く叩く。
「くだらねーコト言ってねーで…早くしろよ」
巫山戯るように返事して、秀人はさっさと緋咲の下半身を脱がせていく。
ドアに凭れるように身体を支えていた緋咲は、自分の背中の後ろの方で時折
人が廊下を通り過ぎていく気配がするのを少し気にしていた。
朝のアパートにはまだ人間の動く音がする。
「……秀人」
「なんだよ」
「てめー、ここ入る時このドアの鍵かけたか?」
秀人はしばらく考えて、おもむろに腕を伸ばしてドアに鍵をかけた。
「ま、誰もこねーだろ。ホラ、もうちっと脚開けよ」
緋咲の脚の間に秀人は自分の脚を入れて開かせた。
時間と場所をちっとも気にしてないような秀人に、馬鹿にしたような溜息をつくと
緋咲は秀人の腕を取った。
その指に濡れた舌を絡め、口内に導く。
柔らかな舌裏で指の輪郭をなぞり、舌先で指の間をつっつく。
秀人の指が小さく震えた。
緋咲はその指を舌と唇で丁寧に愛撫し、唾液を絡めていく。
瞳を閉じて、ただ舐めることだけ意識しているようなその表情は
下腹から熱いものが込み上げてくるような衝動を秀人に与えるのに充分だった。
「緋咲…もういい」
指を抜かれた唇から雫がこぼれて細い顎を伝い落ちる。
それを唇でなぞると、秀人は濡れた指を緋咲の後ろに回した。
「んっ……う…」
濡れたものがゆっくり自分の中に入ってくる感覚に緋咲は小さな声を洩らした。
秀人の肩に爪を立てた白い指が細かく震える。
探るようにゆっくりと指を動かしながら秀人は聞いた。
「…緋咲、つれぇか?」
きつく目を閉じて緋咲は首を横に振った。薄く開いた唇から浅い吐息が洩れる。
「いいからッ……早く…」
二本に増えた指が一番感じるところを撫でたので思わず緋咲は甘い悲鳴を上げかけた。
慌てて自分の手で唇を塞ぐ。
秀人は声を出そうとしない緋咲をちらりと見て、もう一度指でそこを押した。
びくんと緋咲の身体が震え、殺し損なった喘ぎが秀人の耳を楽しませた。
絶え絶えの切ない吐息が赤い唇をこじ開ける。
「…あっ…あぁ……」
冷たい色の瞳が熱に潤んで秀人に向けられた。
血の温かみの無かったような白い目許が微かに朱に染まっている。
唐突に指は引き抜かれた。
苛む快感から解放された緋咲は大きく息をつく。
膝から力が抜けそうになった緋咲を支え直すと
「もう、いれっからな…」
秀人は返事を待たずに昂ぶった自身を指で慣らしたそこにゆっくり挿入した。
思わず逃げそうになる身体を腰と脚を抱えた腕で引き寄せ突き上げる。
身体の芯を熔かすような熱と圧迫感に緋咲は息を整えることが出来なかった。
すがりつくように秀人の背中に回した指が爪を立てる。
「い……あっ…はぁっ……」
緋咲は背中を凭れたドア越しに、隣の部屋のドアが開く音をどこか遠くに感じていた。
白い耳朶や首筋に舌を這わせている秀人は聞こえない振りをしているのかもしれない。
何か言おうとしても、口から出るのは全て喘ぎになりそうで
緋咲は自分の指を強く噛んだ。
涙の膜で茫としていた瞳が小さく瞬く。
その拍子に睫毛にかかっていた雫がこぼれ落ちる。
緋咲は自分の眼窩を手で押さえて、指を濡らした涙を見慣れぬもののように一瞥すると
秀人の首に腕を絡めて小さな息をついた。
「今から家帰るから風呂入れるようにしとけ。あとメシな」
そう言ったのは緋咲だ。
土屋は渋い顔で、もう何本目か数えるのを忘れた煙草を灰皿に押し付けた。
新しい煙草を銜えようとして、もう一本も残っていないのにようやく気づく。
舌打ちして土屋はソファーに深く身体を沈めた。
その部屋の主は土屋を呼び出したきり、帰ってこない。
携帯をちらりと見て時間を確かめる。
いきなり緋咲から着信があってからもう3時間は経っている。
その緋咲はまだ戻らない。
けれどまぁ、そんなコトはよくある。
土屋は自分にそう言い聞かせた。
よくあるコト。
どうでもいいコト。
そう思いたがってる自分が、
まるで一人娘の朝帰りを待つ父親のように焦燥してるなんてのは
少なくとも認めるわけにはいかなかった。
煙草が切れたことに酷く苛立つ。
土屋の隣では相賀がとっくに安らかな眠りを迎えていた。
最初は緋咲がなかなか帰らないコトをぐちぐち言ってたくせに。
妙に腹が立ってその頭を土屋は何回か軽く殴った。
土屋が新しい煙草を買いに行こうかと思っていると、前触れも無く緋咲は帰ってきた。
「ん…あぁ、てめーらか」
少し掠れた声でそう言うと緋咲は緩慢な足取りで自分の寝室に行こうとする。
「もぅ、寝る……」
「緋咲さんッ」
切迫した土屋の声に緋咲は眠そうな目で振り返った。
土屋は努めて静かに聞いてみる。
「風呂、入れますけど」
「もう入った」
「…メシは?」
「食った」
半ば予想通りの返事に土屋の顔がひきつった。
一週間近く何の連絡もしてこなかったくせに、この答え。
怒ってもいいんじゃないだろうか。
いやむしろ怒れ。
剣呑な空気を漂わせ始めた土屋に緋咲は目を小さく瞬かせる。
「な、んだよ?」
土屋が口を開きかけた時、寝ていたはずの相賀が跳ね起きた。
「あ、緋咲さんv おはようございます」
にこっと笑う相賀。
眠くていまいち反応の遅い緋咲にふと腕を伸ばし、
「なんか面白い寝癖ついてますよ?」
耳の後ろあたりを指で触った。
その瞬間、土屋の中に溜め込まれていた何かがぷちんと弾けた。
「てめぇ!ドサマギで何かましてんだッ」
有無を言わせず相賀の頭を蹴り飛ばす。
「……痛ぇだろうが土屋!やんのか?コラッ」
いきなりキレた二人を他人事のように眺めながら、緋咲は直らない寝癖に指を通した。
そして一言、
「うるせぇ」
冷ややかな声に、二人は慌てて動きを止めた。
「だって緋咲さん!こいつが…」
抗議しかけた相賀を一瞥で黙らせると、緋咲はだるそうに寝室へ向かい始めた。
「俺はもう寝る。起こしたら殺す」
その背中はもう振り返りもしない。
ドアを閉める音が無情に響き渡った。
がっくり落胆した土屋と相賀は己の行動を悔いて深い溜め息をついた。
「緋咲さん……」
どちらも緋咲のことは恨んでないあたり、出来た人間なのかもしれなくもない。
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2000HITしていただいた亜莉栖さんのリクエストで、お題は『秀緋で裏ちっく』でした。
裏……ぎりぎり裏って感じですかね? 精進します。
んー、とにかく緋咲さんは秀人くんに嫌がらせするためなら何でもすると思うんですよ。
これで秀人くんが留年したら大笑いですね。
ま、きっとそんなことはないですけど。
さー、帰っちゃうぞ!