* 暗黒遊女の言い訳 *
遊女と聞くと、何故か胸がきゅんとする時がある。
そんなノリで(つまりは深く考えずに)始めた遊女ネタですが、未だにケリがついてません。
なんでかって……長編書こうとしたんです。
そしたらネタがおかしな方向おかしな方向ばかり進んで書けなくなりました。
自分の未熟さを噛み締めつつ、ここでボヤいてます。
そんなわけで落書きー。あーんど設定メモー。これもかなり昔ね……。
* 緋咲 *
姐さん。
10になるかならないかで廓入り。お店の名前は“萩月楼”。
なんで遊女なんかやってるのか。
いくつか案があるけれど、とりあえずこの人を女郎屋に売っ払ったのは土屋です。
それだけは多分変わらないね!
遊女としてはお店一番の稼ぎ頭。
金払いのいーい客がたくさんついてるんだろうか。悪徳勘定奉行とかね。
それにしても素行が悪い。
何かあると口も出るが手も足も出る。しかも早い。そして痛い。
煙管と猫が常に傍にある。
煙管はよくそれで人を殴るので紛失したり壊したりすることが多い。
猫は客からもらった白猫。まだ小さい。
わりと面倒見はいいかもしれない。
もしもネタが“お家騒動”なら、この人はご落胤とかいったポジションだ。
それか、急遽後継ぎに決まった若様をたぶらかす役だ! もう色々誑かしてほしい。
あるいは↑の若様毒殺を狙う家老をたぶらかすとかね!
楽しいね! お家騒動ッ
必殺仕事人だったら、あれだよ、素手で仕事だよ。
相手の首を後ろから掴んでそのまま骨折っちゃうんだよ。パキっと。
……あれ? 意外と良くないか? コレ。
死因から犯人割れないよ、少なくとも絶対に遊女とは思わない。
難点は、吉原遊女は遊廓からの出入りが他と比較すると厳しく規制されてるってことかな。
* お店について *
名前は“萩月楼”
お店の主と番頭さんは、たぶん爆音の二人。でも滅多に表には出てこない。
表立って色々しきってるのは緋咲さん。経営者と運営者が分かれてるのね。
んーと、もともと女郎屋の主は表に出てこないものなんだけれど、
ここのは長者に近い感覚で。
江戸より前にも遊女の集団的運営ってのはあったんだけれど、
その社長の役割をしてたのが長者って言われた人。
江戸以降の女郎屋の主人と違うところは、長者はその宿の一番格の高い遊女ってこと。
ちなみに長者クラスだと中身が普賢菩薩だったつー話がある。すげぇ。
ま、それはさておき。
萩月楼はそういった少し昔めいたところがあるのが特徴。
空気は総じてゆるゆる。
* 拓(状況に振りまわされる人)について *
落書きしたらこんな感じ。
・いい感じに振りまわされてほしい普通の人つーことで、拓。
病気のお父さんがいるとかそんな王道な理由で廓入りしてほしい。
お店は同じく萩月楼。でもまだ見習い。
とりあえず年齢は緋咲さんと同じか一つくらいしか違わないんで、禿ではないと思う。
あまり役には立たない。
それは無能だとかいった話ではなく、周囲の騒動に否応なく巻き込まれるため。
そんな星の下に生まれてきたのかもしれない。頑張れ。
出来ることも限られてるんで、主な仕事は放っておくと何をするか分からない姐女郎のおさえ。
ツッコミともいう。
しかし世のツッコミと同じく、ボケの行動を真に止めることにはならない。
ネタがお家騒動だろうがなんだろうが、変わらず普通の人でいてほしい。
* 相賀? *
犬っぽさを強調してみた。
これはあれだ、犬耳としっぽは心が綺麗な人じゃないと見えないんだよ!
んーと、この人も遊女ポジション?
いや本当は描き易そうだったからやってみただけなんすけど。
まあいいや。
* 土屋 *
ここまで来ると落書きする気も起きなかったらしい。
裏とか裏々でも充分アレな感じだが、きっと遊女ネタでもアレな感じになること請け合い!
ここでは女衒。
どれくらいかというと、六代続くぐらいの由緒ある女衒。女衒はまあ人買い、人専門のブローカーね。
なもんで、緋咲さんが萩月楼にいるのもこの人の仲買。
それを後悔してくれちゃったりすると、
楽しい!
しかし緋咲さんはどんな環境でも割と逞しく生きていけるので、その後悔はあまり意味がないかもしれない。
用もないのに萩月楼に来るくせに、緋咲さんがいると脱兎のごとく逃げ出したりする。
偶々機嫌が良かった緋咲さんに捕まる確率40%。
* 秀人くんってば…… *
旗本の三男でめ組の居候だったら、たぶんそれは暴れん坊な八代将軍ですが。
……いや、ないよ! そのネタは流石にないよ!
白馬には乗ってるかもしれないけどさ! 市井の人でお願いします。
旗本の三男でどうせ長男じゃないからーと、ふらふらしてる最中。
その男前っぷりと腕っ節の強さでちょっとした顔役になってたりすると、ありがたいなー。
多分、緋咲さんからは一方的に嫌われてる気がする、男前なのに。
すごくどうでもいい理由で嫌われてそうだ。頑張れ。
ところで。
素手は基本として押えておくとして、武家の人なんでやっぱり長いの必須ですよね。
……楽しい v
いや、うん、好きなんだ、日本刀。たまらんね。無闇に抜くのはあかんよ。
どんなネタを書いても、この人だけは真っ当であってほしい。
何書いても、↑の面子はそう変わらないと思います。
で、これから遊女ネタで何を書くかですが、どうせ長いのを書くのならドロドロした話にしてみたいです。
グロくてなおかつキラキラで全体としてはサラっとした感じ。なんじゃそら。
参考までに、以前裏に置いておいた予告はこんな感じ。
華やかな遊廓の裏側に隠された暗闘の数々。
遊廓の莫大な利権を巡って争う、幕府といかれた大名と暗黒街。
血で血を洗う惨劇の末に厭世家が悟ったのは「邪魔する奴は皆殺し」
将軍のお膝元で繰り広げられる、かくも醜悪な暗黒遊戯の
オチ担当は白馬に乗った旗本三男坊。
って暴れん坊将軍かい!
ま、八割ウソですね。
そんな感じにぐだぐだいくと思います。
このページは気が向いたときに書き加えたり、削ったり。
長編をもう一度始めたらページ消します。
さー、戻っちゃうぞ。