『天の川は深く冷たく』




テーブルには薄青い短冊。
小さな紙片を前に、相賀は難しい顔で考え込んでいた。
指先でペンは機嫌良く回る。
けれどそのペンで何を書こうか迷ってしまう。
頭に浮かんでくるのは、どれもぱっとしないものばかり。
どうせ書くなら、なんだかすごいものがいい。
「なー、七夕って何の日?」
相賀はふと手を止め、土屋に聞いた。
「七夕は七夕だろ」
土屋は素っ気無く答える。
窓の下に背を凭れてぼんやり座ったその傍に、携帯が転がっていた。
鳴らない携帯を土屋は一瞥する
銜え煙草から紫煙は酷くゆっくりと立ち昇り、ぬるい空気の中に漂っていく。
「そうじゃなくて、どういう日か聞いてんだよ」
気のない返事に相賀が不貞腐れると、ようやく土屋は彼の方を向いた。
「織姫と彦星が年に一度会える日とかそんなんだろ」
「それさ、前からわけわかんねーって思ったんだけど、なんで年一なの。普通に会えばいーじゃん」
「普通に会えねーんよ」
「なんで」
「……たしか、あんまりイチャイチャしすぎだったから、年に一度しか会えなくしたって話だったかな」
相賀は胡乱げな目付きをした。
「なんかさ、適当に話作ってねえ? 土屋」
「知るかよ」
「変な話。七夕って何がありがてぇんだろ」
土屋は答えずにただ紫煙を燻らせた。
相賀は口を尖らせて、ようやく決めた願い事を書きながら話す。
「つーかさ、緋咲さんいねーからつまんねー」
緋咲、と聞いて土屋は僅かに目を細める。
またちらりと携帯を見た。
目当ての人間からの連絡は、七月に入ってからまるで無かった。
「こないだ遊び行ったらFXはあんのに緋咲さん、いねーし。どこ行ったか分かんねーしさ。
またこないだ行ったらやっぱりいねーし。つまんねー」
「またっていつ」
「昨日」
できたと呟いて相賀はペンを置いた。
小さな短冊を持って立ち上がると、窓の上にまるでてるてる坊主のように吊るす。
「おい、人んちの窓に妙なもんつけんな」
「いいだろー、七夕なんだし」
そう言って相賀は丁寧に二回手を打った。
「……おまえさ、何か勘違いしてねーか? それ絶対違うだろ」
「何が?」
土屋は、短冊に拍手を打つ不条理さを説明するのが面倒で、携帯を掴むと腰を上げた。
「煙草買ってくるわ」
「あ、俺のもよろしく」
「いいけど、時間かかると思うからな」
「別にいいけど」
何故と相賀が聞く前に、土屋はもう玄関を出ていた。
残された相賀は暫くきょとんとしていた。
ふと緩い風が吹き抜け、薄青い短冊をさらりと揺らす。
窓の向こうを見上げれば、茫々と広がる青。
今日もこれから暑くなりそうだ。
相賀は窓を閉めるとエアコンをつけた。




相賀の言う通り、緋咲の部屋には主の姿が無かった。
土屋はざっと見て回ると、ベッドの上に転がる携帯を見つけた。
着信履歴を確かめなくても、そこに自分の名前があるのは知っている。
いつまでも携帯が鳴らなかったのも道理だった。
土屋はベッドに腰を下ろし、冷蔵庫で見つけたビールを一口飲んだ。
相変わらずどうやって生きているのか分からない緋咲の部屋の冷蔵庫は、
数本のビールと小ぶりな西瓜しか入っていなかった。
それは、部屋の主がいついなくなっても特に問題のない中身と言えるかもしれない。
まさか緋咲がそんな事を考えているとは思えないが。
溜息は自然と口をつく。
土屋は一人、またビールを飲む。
緋咲の部屋まで来たのは、勿論気になっていたからだ。
相賀がこぼすまでもなく、緋咲とは連絡がつかなかった。
今日が七夕だから、これでもう一週間は緋咲から音沙汰が無い。
それでも土屋が今日まで何をするでもなく、ただ向こうからの連絡を待っていたのは、
緋咲の厄介な習性とでも言うべきもののせいだ。
気が向けばどこにでも行くし、平気で何日も家を空けたまま帰ってこない。
そんな事ならざらにある。
飽きればそのうち帰ってくる人間だから、一々心配することはない。
FXと携帯を置いたままなのは確かに少し気になるが、
緋咲に限ってそう問題になるとも思えない。
緋咲ならどうとでも、適当にやっていけるだろう。
特に、気にする必要はない。
それなのに土屋が浮かない顔のまま、
緋咲のベッドで憂さ晴らしにもならないビールを呷るのは結局、
詰まらないからだ。
「なんであの人いねーんだよ……」
口に出して呟いたところで、空気は虚ろのまま。
身体の芯がぼやけていくような、緩やかな不快感が頭の中を絞め付ける。
それが煩わしくて、何か他の事に頭を使っていても、思考はいつかそこに戻っている。
あの特徴ある笑みを浮かべ、酷く移ろいやすい機嫌のままに行動する人間が
傍からいなくなると、詰まらない。
しかし、そんなことをぐだぐだと口に出すのは相賀並にガキ臭い駄々をこねるようで、出来るわけがない。
ただ退屈さと憂鬱さが、深く染みこんでいくだけ。
少しも酔いの回らない頭で、どうすべきか考える。
携帯は使えない。
どこにいるか分からない。
どうすればいいのか分からない。
その間にも鈍い苛立ちは募っていくのに。

あの眼差しや、きゅうと細められた瞳を思い出す。
その冷たさを思い返す。

土屋は味の分からぬままビールを喉に流し込むと、緩慢に立ち上がった。
小さく息をつき、
「別に、どうでもいい」
そう口にしてみる。
あまり面白くもない事をぐずぐず考えていなくても、どうせそのうち緋咲は帰ってくるだろうし、
第一苛つくには相手が悪い。
そう思ってしまうのが、一番楽だった。





午後のアスファルトには陽炎が揺れて、
頭上遥かな空は明るすぎる青だから、見たくもない。
汗ばむ日差しが降る中を、ぬるい空気の塊が吹き抜けた。
確か朝の天気予報では、今日は天の川が見れないと言っていた筈なのに。
むかつくほどすっきりした快晴が、土屋の顔を顰めさせる。
機嫌の悪さの何割かは予想外の暑さのせい。
残りは緋咲が見つからないせいだ。
土屋は単車に乗っている。
下手に動ける分、そう簡単に見つかったら苦労しない人間を探そうなんて面倒な考えが浮かぶ。
緋咲の部屋を出て自分の単車に乗った途端、そんなことを思いついてしまったら、後は、
面倒とか、柄じゃないとか言う前に身体が動いている。
性質の悪い条件反射だ。
しかも仕込んだ人間は無自覚ときている。
分が、悪い。
ああいう人間のやる事に真正面から付き合えば、苦労するのはこちら側だと分かっていた筈なのに。
自分もよくよく暇だと思いながら、殆ど当てもないまま単車で彷徨う。
しかし考えてみれば、あの緋咲がこんな日の昼間に外に出ている筈が無い。
肌寒いほど冷えた部屋でぐったりしているほうが似合っている。
外で騒動でも起こしてくれるほうが、探すこちらとしてはありがたいのだけれど。
視界を占める陽光の鋭さに土屋は目を細める。
アスファルトに照り返す熱とともに焦燥が這い上がる。
何でこんな事をする必要があるのか、そんな当然の疑問が頭痛に似たものを引き起こす。
けれどそれよりも、身体の奥に沈んでいる鈍い苛立ちをどうにかしたかった。



いつか空の青さは少し緩んで。
いい加減疲れた土屋は煙草の自販機の傍に単車を止めた。
煙草を口実に自分の部屋を出たことを思い出し、ついでに買おうとしたが
随分ぼんやりしていたのかもしれない。
丁度通りかかった三人組のうち一人に肩先が軽くぶつかった。
相手は頭に血の昇りやすい性分らしく、すぐに土屋を呼びとめる。
土屋はその喋り方や服装を一瞥すると、特に気にせず自販機に近づこうとした。
単にだるさで頭が働かなかっただけだが、その態度が相手の気に障ったらしく
大声で土屋を怒鳴った。
土屋のことを自分と同類の、しかも格下だと思ったらしい。
土屋は、上背はあってもそう体格の良いほうではないから、
傍目には適度に柄の悪いただのおにーちゃんに見えるようだった。
馬鹿の相手をするのも阿呆らしく
「あー、はいはい」
スンマセンねと適当に謝り、土屋はそれで終わりにしたつもりだった。
そこをいきなり殴られた。
殴られた、といっても土屋にすれば傷みほどの衝撃もなかったが。
しかし襟首を掴んでくる馬鹿と、その後ろにいる二人のにやついた顔を見た瞬間、
それまで溜めていた苛立ちが脳髄を震わせた。
いきなり目付きの変わった土屋に相手が戸惑う前に、
襟首の手を外させると左膝で蹴り上げた。
肝臓の位置を思い出しながら。
地べたに崩れ落ちてのたうちまわる相手の、青黒い顔色を眺めて
もう一度蹴る。
鳩尾の辺りに入ったが、これくらいで意識が無くなることはないだろう。
そのほうが都合良かった。
もともと、キレるのは相賀の領分で、
土屋はそれを適当なところで抑えるのが自然と役割になっていた。
無論舐められるのは好きでないが、明らかに格下の連中を相手にして
ねちねちと追い込むような喧嘩をするのも趣味ではなかった。
ただ、それでも。
この苛立ちは治まることなく込み上げて、
それまでも真っ当に働いてなかった思考回路を徹底的に焼き切っていく。
その原因が目の前の三人でないことは分かりきっていたが、どうでもいい。
背中を丸めて動けなくなった奴は後回しにし、残された二人に目をやった。
突然のことに呆気に取られていた二つの顔が引き攣る。
喚きながら突っ込んでくるそいつらに、土屋はほんの少し笑った。

土屋は緋咲のように一撃で相手を昏倒させることは出来ない。
あれは特殊なんだろう。
だから、土屋が同じ遣り方をする必要はない。
相手の体力を敵愾心ごと削ぎ落とせば、それで充分だ。
捻り上げるように捉えたその腕をどうしようかと考えて、
肩口に足を掛けるとそのまま勢いをつけて地面に叩きつけた。
土屋には良く分からなかったが、折れたか外れでもしたのか
相手は肩を押えて転げ回った。
その呻きにはまだ気概があるようなので、髪を鷲掴みにして垂直にアスファルトへと打ち付ける。
顔を上げさせると額は綺麗に割れていたが、流れる血の合間から睨んでくる。
だから土屋はまた同じ事を繰り返す。
両の目が濁って力を失うまで何度でもその頭を地面に叩きつける。
やがて呻きも聞こえなくなり、土屋は立ち上がった。
三人は虚ろな目で横たわっていた。
そして土屋は、後味の悪さを感じた。
普段あまりキレなかったのは、単に相賀が先にキレてしまうだけのことなのかもしれない。
そう理解しかけ、胸の内に苦いものが広がる。
転がっている三人に同情する気はないが、一方的な惨状はやはり面白くもなかった。
一撃で記憶まで吹っ飛ばす緋咲のほうが余程優しいかもしれないと考え、
そんな自分を嘲笑いたくなる。
あれはそういう類の生物じゃない。


いつのまにか遠巻きに人が集まりだしていた。
それほど時間を掛けていたつもりはなかったが。
夕涼の風が首の辺りを撫でていく。
苛立ちは薄まらないまま腹の底に沈んでいった。
それでも何か酷いだるさがあって、
さっさとこの場から消えようと、自販機の傍に止めた単車のほうを振り向いた時、
野次馬に混じって他人事のようにこちらを眺めている瞳と目が合った。
きゅうと細められる、冬の湖のような双眸。
汗が背中を伝い落ちたのは偶然の筈だ。
「緋咲さん!」
緋咲は煙草を持った手を軽く上げて、何でもなさそうに言う。
「土屋、火くれ。俺のどこかでなくした」
「いいですけど……」
緋咲の銜えた煙草にいつものように火をつけながら、その整った顔立ちを間近に眺めると
何だかまるで、この一週間特に変わったことなど無かったように思えてくる。
けれどそれは錯覚だ。
土屋は顔を顰め、どうにか話を切り出した。
「緋咲さん、今までどこ行ってたんですか」
「別に、ダチんとこ」
「一週間も空けるんなら携帯ぐらい持っていってくださいよ!」
「一週間? 今日は何日だ」
「もう七夕です」
「……あれ?」
素でとぼけた台詞に土屋は何も言えなかった。
緋咲がふざけてないことが分かるから、その場に座りこみたくなるほど脱力してしまう。
しかしそうするのはあまりに癪で、大袈裟な溜息をつくと緋咲に凭れかかった。
「熱い。おまえの身体熱いんだよ、さわんな」
「……ちょっと疲れたんですよ」
緋咲の身体は不思議とひんやりしていた。
そう感じただけかもしれないが。
視界で緋咲の髪が揺れる。
普段と違って立てていない髪を煩そうに掻き上げる指は白い。
「……見てたなら、声かけてくれてもいいじゃないですか」
「邪魔しちゃ悪いだろ。だいたい土屋、おまえ何こんなとこで遊んでんだよ」
「それは……」
腹の底に沈めたものが鈍く動いた。
土屋は視線を上げ、緋咲と目を合わせる。
凍りついた湖面のような瞳の奥に、何が沈んでいるのか覗こうとして
逆に見透かされてしまいそうで、土屋は言い淀んだ。
「あんまり、言いたくないです」
あんたには、特に。
そう付け足そうとして、止めた。
緋咲は柳眉を僅かに顰め、怪訝な顔をしていたが、
ふと揶揄するように唇を吊り上げる。
「土屋、おまえ相賀のこと“いじめっこ”って言うわりに、今日は随分」
土屋は、緋咲が話し終える前に言い切った。
「頭に血が上ってんですよ、色々あって」
色々あった元凶である緋咲の肩に回していた片腕が、勝手に拳を堅く握った。
思わず力の入った腕を緋咲が一瞥する。
そして慌てる土屋をまじまじと眺め、
「……ふぅん?」
どうしてか、機嫌良さそうに笑った。
「何か苦労かけたみてぇだな、土屋」
土屋は、何と答えようか迷った。
どうにか口を動かそうとしたが、上手いことはとても言えそうになくて
「そうですね」
ただそれだけ呟いた。
溜息混じりの声に、緋咲が笑う。
土屋は観念した。
感情を取り繕うには、目の前にいる勘の良い生物は相手が悪すぎる。
「まあ良く分かんねーけど、ご苦労さん」
「……はあ、どうも」
どうも慰めてくれているらしい緋咲の声を聞きながら、土屋は自然と俯いてしまう。
すると緋咲は自分のとは違う煙草を渡した。
それは土屋が見慣れた臙脂色の小さな箱だ。
「緋咲さん?」
「おまえ、それ買うとこだったんだろ」
土屋の手の中に置かれたのは、確かにいつも吸っている煙草だった。
「緋咲さん、もしかして最初から見ていたんですか?」
「いや、もう終わりかけで詰まらなかった」
「……緋咲さん、言ってもいいですか」
「なんだよ」
「こんな事でじんわり感動しちゃう自分がちょっとダメな人間みたいで嫌なんですけど」
「はあ?」
「いや、嘘です。何でもないです。何言ってるか分からないからいいです」
それでもあの苛立ちは、確かに消えていた。
土屋は回らない脳味噌を働かせるのを止め、緋咲に寄りかかった。
「だから熱いって言ってんだろ、いい加減離れろ」
「本当に疲れたんですよ」
「甘えんな、三人やっただけだろ」
緋咲は土屋の腕を外そうとして、ふと動きを止めた。
その瞳がきゅうと細められ、冷たい光を放つ。
土屋は首を巡らし、視線の先を辿った。
転がった三人のお仲間らしい姿が近づいてきていた。
まだぐったりとしている三人に駆け寄ると、大声で誰がやったのか問い詰める。
やがて、そいつらがこちらを向いた。
四人、と冷静に土屋は数える。
それぐらいなら自分だけでどうにでもなった。
さっさと終わらせようと緋咲から離れた時、
「土屋、単車」
静かに緋咲が止めた。
「緋咲さん? 俺やりますけど」
緋咲は柳眉を顰め、ちらりと空を見上げる。
「雨降りそうなんだよ」
確かに空にはおかしな雲が湧き、夕焼けを吸って奇妙な色になっていた。
「だから早く帰りてぇだろ」
「あ、ハイ」
土屋は言う通りに単車のエンジンをかけた。
逃げると思ったらしく、四人が緋咲に詰め寄ろうとする。
緋咲は緩慢にそちらを向き直った。
だらりと下げたその両手が、数秒後には引き起こすであろう惨事を思い、
土屋は単車に跨ったまま傍観しようとした。
その時、不意に怖気立った。
身体を巡る血が一瞬で冷える。
緋咲は、ただそこに立っていた。
そしてあの凍てついた眼差しで、たった一言を口にしただけだった。
さして大きな声でもない。
鼓膜を震わせるエンジン音に紛れてしまいそうだ。
しかし激昂していた筈の四人は、頭から杭を打たれたように棒立ちになっていた。
硬直した身体はやがてがたがたと震え始める。
まるでその先に存在する、深く冷たい断絶に足が竦んでしまったように。
瞬きを忘れて見開かれた両の目には、緋咲だけが映っていた。




赤黒い雲が暗さを増していく。
一息に夜がやってくる。
単車を操りながら、土屋は自分の後ろにいる緋咲について思い巡らせていた。
あの時感じた怖気の欠片のようなものは、まだ胸の中にある。
緋咲はただ、死ぬかと言っただけだ。
それ自体はああいう状況ならよくある言葉だと思う。
しかし今この時でも不安に似たものがついて離れないのは、
あの瞬間、緋咲との僅かな距離にですら感じた、深々と空間を抉る冷たい断絶のせいだ。
その向こう側にいるものが、同じ種類の人間とは思えなかった。
喧嘩の遣り方とかそんな問題ではない。
存在としての根本の何かに、どうしようもない溝がある。
自分はあの断絶を踏み越えて、少しでも向こう側に近づくことが出来るだろうかと考えて、
ふと寂しいような気持ちになった。
不意に、後ろにいる緋咲が土屋の頭を軽く叩いた。
唸るように不機嫌な声で名を呼ばれ、土屋は慌てた。
「何ですか?」
緋咲は心底嫌そうに、言う。
「雨降ったらおまえのせいだ」
土屋は思わず緋咲を振り返った。
他愛ないことで緋咲は土屋に文句を言う、いつも。
まるで違う生物のくせに。
「……はあ、すいません。でも緋咲さん、多分もうすぐ降りだしますよ」
土屋の背中に緋咲が悪態をつく。
それを聞きながら、土屋は何か胸のうちがすっとしていくようで、
少し遠回りをしようかとハンドルを切った。



























+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
日記から七夕SSでした。
でも七夕がかぎりなく関係ない……
気にしない!

ところで三択。
相賀が短冊に書いた内容について、

1)背が土屋よりでかくなりますよーに。
2)緋咲さんが早く帰ってきてくれますよーに。
3)今日の晩ごはんがカレーでありますよーに。

どれがいいですかね。


ごはんだ♪ ごはんだ♪ 嬉しいな〜♪