たぶん、今日はいい日だ。
『眠る -3-』
日だまりの中で眠っている。
毛布が暖かくて気持ちがいい。
じんわり、じんわり、染みこんでくる。
気持ちいい。
さっきから、どうでもいいことを考えている。
くるくると同じことばかり考えている。
夢を見ているのかもしれない。
だって、あんまりくだらないことばかりだ。
日だまりの中は気持ちいい。
何も考えたくない。
夢の中でものを考えるのは好きじゃない。
一人で考えるのは好きじゃない。
こんなに気持ちいいのなら、何もかも溶けてしまえばいいのに。
ぼんやりと、相賀は目を開けた。
傾きかけた日差しが眩しい。
部屋の中に目を向けると、いつのまに帰ってきたのか。
ソファーで緋咲が横になっていた。
相賀のように毛布にくるまって、良く眠っていた。
相賀は窓辺を離れ、毛布を引き摺りながらそちらに歩いた。
そしてソファーの傍に寝転ぶと、そのまま背中を丸めて目を閉じた。
毛布には日だまりの名残。
気持ちよさに包まれてまた眠る。
ああ、たぶん今日は
後で帰ってきた土屋は部屋の中を覗いて、一言。
「なに、コイツら」
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よく眠っている人を見ると、起こすか一緒に寝るかの二択です。
もどる。