『BATMAN BATTLE FOR THE COWL COMPANION』
出版:2009年
「BATTLE FOR THE COWL」中の一話読み切りのお話を5つまとめて1冊にした本。
以下、ざっくりと紹介だけ。
「A COLD DAY IN HELL」
WRITER : Royal McGrow
ARTIST : Tom Mandrake
ゴードン本部長がMr.フリーズと一対一で対決しなきゃならなくなったお話。
無理無理無理無理、と思う方はゴッサム市警の底力を御覧ください。
それより何よりこの人の一言が悲しかった……。
「I AM WHATEVER YOU SAY I AM」
WRITER : Joe Horris
ARTIST : Jim Calafiore
マンバット博士がいなくなった妻を助けに行く中、ついに薬なしでマンバットになってしまった話。
アウトサイダーズも出てくるけどちょびっと。 なんでブラックライトニングは1コマもいないんですか……ッ
「THE PLACE WHERE BEAUTY LIES」
WRITER : David hine
ARTIST : Jeremy Haun
アーカムアサイラムにまつわるお話。
『R.I.P』前後からアーカム精神病院爆破後までを、患者達を観察するアーカム博士の視点から。
患者さんは有名どころもいますけど、やっぱり最後のが、色々と。
このお話が一番読み応えがありました。
「THE UNDERGROUND」
WRITER : Chris Yost
ARTIST : Pablo Raimondi
アーカム爆破後、ペンギンがブラックマスクの所在を突き止めることをニグマに依頼。
ニグマは、かつてブラックマスクを殺したキャットウーマンを捜すことにする。
一方、キャットウーマンは "バットマン"と遭遇した……。
ブルース死亡後の猫さんの内面が語られてます。 猫さん……!
あと、彼女の駒鳥と夜翼の描写が、ああ良く分かってるんだなあと思いました。
「THE NETWORK」
WRITER : Fabian Nicieza
PENCILLERS : Jim Calafiore / Don Kromer
INKER : Mark McKenna
三人の人質がいて、そのうちの一人しか助けられないとしたら、新しい"バットマン"は誰を助けるか。
というヒューゴ・ストレンジの楽しい実験を阻止しようとするオラクル達のお話。
色んな人が出てますけど、ハントレスとバットガールが多いかなあ。
やっぱり3つ目と4つ目のお話が面白かったかなと思います。
あと、殺しまくりな"バットマン"に対するペンギンとヒューゴ・ストレンジの反応が、
あんなのバッツじゃないときっぱり断定してるあたり、分かってらっしゃる。
(2009年11月)
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